Present for 体育委員会のみんな
ハッピーバレンタインデー!
味の保証はばっちしだよ!おいしくたべてね♥ かほ。
(お届けして貰おうと預けた雪模様のデザインの白い箱は、両手でようやっと抱えられそうなサイズ。気を抜いた時に現れる少し丸みがかった文字のメッセージは、箱の表面にオレンジ色のペンで直書きされていた。箱のふたを開けば、まるまるイチゴが入ってた苺大福が人数分+αで並んでいる。真ん丸では無く楕円形をした苺大福は、白い表面に苺餡の目と蓬の葉っぱが耳代わりにくっついており、パッと見は、雪うさぎの外見をしていた―。)
さすがです、何とも可愛らしい!まるで私のようだ。//平滝夜叉丸
(放課後、帰宅前に委員会室を訪れたなら、その包みはもう既に開かれ中身も幾つか既になくなっていた。声をかけてくる委員長に慌てたように室内へ―)わ、私の分残ってますよ、ね…?あぁ、今年は苺大福なんですねぇ、さすが夏帆先輩(可愛らしい姿をした白い楕円を手にとったなら、兎と見つめあうように顔の高さまで持ってきて、零れる笑み。あの先輩らしい。添えられたメモに目を通しながら噛り付いて、確かに、と頷きながら口の中に広がる甘酸っぱさを楽しもうか。)