性格・備考
人離れしたと言っても過言ではない抜群の運動神経と
有り余る体力の持ち主、七松を一言で言うならばこれ
で十分だろう。長距離走は常にトップ、大体のスポー
ツはこなせ、筋力も体力同様有り過ぎる程に―以上の
点だけを見れば学園も誇れるくらいの才能に満ち溢れ
た、スーパー少年とでも呼べるだろうか。だが彼の才
能は全て運動にいってしまったのか、テストは常に赤
点、補習を受けた事は数え切れず、七松が補習を受け
なかったら奇跡と言われる程、頭は途轍もなくお粗
末。よくも今まで留年せず進学してこれたものだと誰
もが一度は思うに違いない。更には七松の持つ「クソ
力」が災いし、学園の備品、主にバレーボールの破壊
は多々、あちらこちらに穴を掘り、物が飛んでくると
バレーボールの様に打ち返し、その物も壊す事もある
とか何とか、―実際は問題を多々起こし、どちらかと
言えば学園を困らせる側に回っている彼。教師に追い
掛け回される七松の姿を目撃する生徒も少なくはない
ようだ。正に典型的なトラブルメーカー、だが豪快で
明るく性格で細かい事を気にしないの彼。それは七松
の長所と言うべきか、短所と言うべきか、反省の色を
全く見せていないのは彼らしいとも言える。一人称は
後輩、時々同級生には「俺」を、同級生や教師、目上
の者に対しては「私」を使用するところは礼儀がなっ
ているよう。彼の所属する委員会である体育委員会、
七松は委員長を務めており、「体育委員会は委員会の
花形」と評しているのだから、委員会を愛しているの
には違いない。だが委員長としての自覚が足りないか
らだろうか、口自由奔放な行動が目立ち、後輩を振り
回している為、委員長よりも後輩の方が手を焼いてい
るのは恐らく気のせいじゃないだろう。予算会議でも
彼の破壊物のせいで予算がばっさり削られる事が予想
される。学校だろうが委員会だろうが、いつでもどこ
でも口癖の「いけいけどんどん」の様に、常に自由で
自分の道を貫いていく、それが七松小平太という人物
だ。
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